「ビックリマン」、「ガムラツイスト」、「ラーメンばあ」、「ドキドキ学園」……
これらのキーワードを聞いてビビッとくるそこのあなた!
間違いなく、80年代に多感な子供時代を過ごしたことがある方だと思います。
そう、先に挙げた名前は、僕らを熱狂させたオマケシールのタイトルです。
シールを求め、少ないお小遣いを握りしめて駄菓子屋へ走った人も多いことでしょう。
かくいう私もその一人です!
さて、そんなあなたに、当時のワクワク感を思い出させる1冊が登場しました。
2017年4月10日に発売された、 サデスパー堀野『80年代オマケシール大百科』( いそっぷ社)です。
この本、ムネ熱な1冊です。
たった1冊に、80年代に発売されたオマケシールの画像が1108枚も収録されています。
さらにはパッケージやグッズ写真も掲載。
今回はこの『80年代オマケシール大百科』をレビューします。
もくじ
王道「ビックリマン」から「こんなシールもあったなあ…!」まで
『80年代オマケシール大百科』の表紙。
ところ狭しとオマケシールが。
もくじを見ていきましょう。
こんなに多くのオマケシールが掲載、解説されてます!
まずは王道の「ビックリマン」。
発売されていた当時は子供に大人気で『一人3個まで』といった購入制限がほうぼうのお店で設けられるほどでした。
ビックリマンシールは通常はウエハースチョコのお菓子と一緒に封入されていました。
しかし、派生してアイスやスナックも発売されていました。
「必殺ガムラツイスト」と「ラーメンばあ」。
2枚重ねのWシールは、1枚目をめくる楽しみがありました。
「ドキドキ学園」。
「ビックリマン」が売り切れで置いてないときにはこの「ドキドキ学園」を買っていました。
絵がコミカルタッチからリアルタッチまで幅広く、独特な味がありました。
グッズが当たるキャンペーンも積極的に行われていました。
「秘伝忍法帳」。
アイスもけっこう美味しかった記憶が。
「ハリマ王の伝説」。
目がキラキラしているキャラクターが多かったです。
お菓子のチョコはパフ入りで美味しかったです。
スナック版なんてのもあったんですね…!
「ネクロスの要塞」。
50円のアイス版にはシールが封入されていました。
100円のチョコ版にはカードとフィギュアが付いていました。
雰囲気のある絵が好きでした。
カードとフィギュア、パッケージの箱を使ってRPGのゲームが楽しめる仕様になっていました。
作り込まれた世界観は完成度が高かったです。
「あっぱれ大将軍」。
長方形のシールと、温感・冷感シールが当時は話題でした。
「こまったときのガムだのみ」。
お守り型のシールが大きな特徴です。
どこのメーカーも手を変え品を変え、創意工夫をしていました。
「めざせまるきん」。
チョコが大きく、ボリュームがありました。
当たりが出るとお金がもらえる企画をやっていました。
一度も当たったことはありませんが…^^;
「謎のジパング伝説」。
日本の神話や歴史をテーマとしたオマケシールは定番人気がありました。
「謎のジパング伝説」はコレクターの間でも今なお根強い人気があります。
「タイムスリップバトル」。
2枚重ねのWシール、さらには3枚重ねのトリプルシールも登場。
お菓子はそのまま食べてもよし、お湯に溶かしてコーヒーやココアとしても楽しめました。
「対決戦国時代」。
スナック菓子にシールが封入されていたので、シールは個別にビニールで包装されていました。
やはり、男の子は武将や忍者が出て来る戦国時代ものには弱いです。
「魔空の迷宮」。
シールをつなげてRPGゲームが楽しめる。
アイテムや出口といったシールもありました。
「コスモ海戦 魔正現夢」。
子供のころ、いくつか買った記憶がありますが、こんな名前だったのですね。
リアルタッチの絵が特徴でした。
「アーミー星人」。
なにげにすごいネーミングのシールです。
名前も見た目も、「聖闘士星矢」に出てきそうなキャラがいるのは内緒です。
「格闘キング」。
多くのオマケシールがチョコなどの甘いお菓子だったのに対し、「格闘キング」のお菓子はおかきみたいなスナックでした。
子供心にシブいな~と思った記憶が。
「快怪魔界」。
ごく普通の町の住人が1枚目に描かれ、2枚目にその正体が出てくる、というWシール。
ちょっとほんわかテイストの絵に味があります。
「魔天ドーム」。
野球をテーマにしたオマケシール。
当時、父が買ってきてくれた記憶があります。
今回ご紹介したもの以外にも、たくさんのオマケシールが収録されています。
シールに加えて、パッケージなど、資料性の高い写真が多数掲載されています。
まるっと1冊読み終わると、
「これ持ってた!」
「こんなオマケシールもあったのか!」
と、様々な発見があります。
80年代に少年だった人には、パラパラめくっているだけでも懐かしさとワクワク感がこみ上げてきます。
背表紙にいたるまでオマケシール尽くし!
『80年代オマケシール大百科』は、80年代に「ビックリマン」をはじめとしたオマケシールを集めていたことがある方には、おすすめの1冊です。
ほんのひととき、たくさんのオマケシールを眺めながら当時の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
『80年代オマケシール大百科』をレビューしました。
いかがでしたでしょうか?
オマケシールの各シリーズのシール画像に加えて、ストーリーなどの情報も満載でした。
入念に作り込まれたストーリー・設定には、当時の制作者の「子供を楽しませたい」という思いが込められているように思いました。
80年代キッズには何か感じるものがあるかと思います。
ご興味がありましたらぜひ手にとってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!